
こんにちわ、藤ト(@fujikennel)です。
あなたは、オペラント条件付けという言葉をご存知ですか?
犬にしつけや訓練をする上で、とても重要なことなのですが、知らないって人の方が多いと思います。
飼い主
オペラント条件付けを理解しておくと、犬のしつけが劇的に楽になります。
理由は、しっかり根拠をもって証明されている、行動心理学の基本理論だからです。
例えば、お手や待てなどを犬に覚えさせる時も、オペラント条件付けを利用すれば、簡単にマスターすることが出来ます。
知っておいて絶対に損はないので、ぜひこの記事を読んでマスターして下さいね!
- 犬のしつけに役立つオペラント条件付けの意味。
- 実際の訓練などで活用する方法(例)など。
目次
オペラント条件付けとは?

オペラント条件付けとは、ご褒美や罰に対して、自発的な行動をとるようになるという理論です。
分かりやすく犬のしつけで例えると、「お手」言われて前足をさし出すことで、ご褒美がもらえるから、飼い主の言うことに従うといった感じです。
逆に、犬が悪いことをした際に罰を与えると、その行動が抑制させる傾向にあります!
実験でも、罰を与えるより、褒めて伸ばす方が犬たちの覚えがいいと結果がでているからです。
愛犬
オペラント条件付けのご褒美
犬たちがいい行いをした際は、以下のようなご褒美でオペラント条件付けしてあげましょう!
- おやつ(トリーツ)を与える。
- おもちゃで遊んであげる。
- 犬の望みを叶えてあげる。
これを「正の強化」と呼びます。
いい行いを強化してがえるという意味で、犬をしつける上で積極的に取り入れるべき理論です!
おやつだけがご褒美ではなく、犬がよろこぶことであれば何でもOKです。
オペラント条件付けの罰
犬たちが悪い行いをした際は、以下のような罰を与えてオペラント条件付けしてあげましょう。
- おもちゃなどを取り上げる。
- 望みを叶えてあげない。
これを「負の弱化」と呼びます。
犬たちは悪いことをすると、自分の好きなことが遠ざかってしまうことを覚えます。
ただし、どんなに犬が悪いことをしても、体罰は絶対にしてはいけません!
理由は、あまりに怖い思いをしてしまうと、犬の攻撃性が増したり、恐怖で震えるようになってしまうからです。
愛犬
オペラント条件付けの使い方

オペラント条件付けは、犬のしつけをする上での基本です。
しかし、いざ使おうと思うと、どうすれば良いのかよく分からないと思います。
なので今回は、犬におすわりを教える場合の、オペラント条件付けの使い方を解説します!
オペラント条件付けでおすわりを教える方法
おすわりの動作が成功したら、おやつを与えて褒める。
愛犬
オペラント条件付けの流れを見て気づいたかもしれませんが、ただ褒めているだけです。
このようにシンプルな方法ですが、行動心理学てきにも効果が保証されているので、信頼できる理論だと言えるでしょう!
オペラント条件付け まとめ
いかがだったでしょうか?
オペラント条件付けは、意味を理解しているだけで、劇的に犬のしつけの難易度が下がる理論です。
シンプルで誰でもできることなので、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、オペラント条件付けは、レベルの高い犬の訓練でも必ず使われている理論です。
どんなしつけにも効果があるということなので、ぜひ覚えておいて下さいね。
それでは以上になります。
何か質問などありましたらTwitter(藤ト@fujikennel)までどうぞ!




